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視線誘導標設置基準・同解説  (昭和59年10月発行) から抜粋

定義

視線誘導標とは車道の側方に沿って道路線形等を明示し、運転者の視線誘導を行う施設をいう。

(解説)
 自動車は夜間走行する場合、前照灯によって道路線形を把握するが、前照灯で把握できる範囲が限られるため安全かつ円滑な交通の確保に支障が生じる場合がある。
 再帰性反射を利用したものに区画線があるが、反射光量が少なく視線誘導効果を期待できない場合がある。
 このようなことから、夜間における視線誘導方策として視線誘導標(デリネーター)が必要となる。

反射性能

 (設置基準)反射体の反射性能は、JIS D 5500に規定する反射性試験装置による試験結果が次表に示す値以上でなければならない。














 注)表は反射有効径70mmの場合の値である。なお、70mmを超える場合には反射有効径が70mmとなるように、反射体をマスクで覆って測定した値とする。

 (NEXCO)独自基準として、φ100の反射体で測定した値を決めており、面積比に応じて左表より2.04倍高い値とする。


設置方法

 (一般国道等
   (1)設置場所等
    1)視線誘導標の設置場所は、左側路側を原則とし、必要に応じて中央分離
      帯および右側路側等にも設置するものとする。
    2)視線誘導標の反射体の色、個数及び大きさは次表に示すとおりとする。










   (解説)
    現在、主に直径70mm、80mm、100mmの反射体が用いられているが、
    速度が高い区間、交通量が多い区間では反射光量を大きくし、視線誘導
     効果を高めるため直径100mmの反射体を用いることが望ましい。

高速自動車道路
  (1)設置場所等
   1)視線誘導標の設置場所並びに反射体の色、個数、配列及び大きさは、次表
   に示すとおりとする。


  (2)設置間隔
    視線誘導標相互の設置間隔は、道路の線形等を勘案し、定めるものとする。
   ただし、最大設置間隔は40mとする。


  (2)設置間隔
    視線誘導標相互の設置間隔は、道路の線形等を勘案し、定めるものとする。
   ただし、最大設置間隔は50mとする。


  (3)設置位置及び設置高さ
    視線誘導標の設置位置は、車道の建築限界の外側直近に設置するものとする
    反射体の設置高さは、路面上50cm以上100cm以下の範囲で道路の区分毎
    に定めるものとする。

   (解説) 
    本基準では、設置高さを50cm~100cmとしているが、一般的には、OECDに
    おける検討結果及び防護柵等に設置する場合も考慮すると、設置高さは路面
    上から反射体の中心まで90cmを標準とするとよい。

  (3)設置位置及び設置高さ
   1)視線誘導標の設置位置は、建築限界の外側直近に設置するものとする。
    2)視線誘導標の設置高さは、本線左側路側に設置する場合、路面上から反
     射体の中心まで120cm、その他の場所に設置する場合、路面上から反射体
      の中心まで90cmを標準とするものとする。


 解説 反射体色の配置について

    

視線誘導標の反射体色は、運転手から見て、左側が白、右側が橙色とする。

上り・下り線が独立しており、中央分離帯が広い場合、左図のように4つの誘導標が必要になる。
中央分離帯が狭い場合、中央分離帯には両面平行タイプを使用する。

一般道のように中央分離帯がない場合、路肩側に両面角度付タイプを使用することで2つの誘導標で賄うことが可能である。



材料

 (設置基準)視線誘導標に使用する材料は、十分な強度を有し、耐久性に優れ維持管理が容易なものでなければならない。














 (NEXCO)基本的には(設置基準・同解説)と同等であるが、取付枠や取付金具は金属製とする。


(付録ー2)防塵視線誘導標

エアロスター

視線誘導標は、十分な反射光量を有した場合に、有効な視線誘導が可能となるが、そのためには反射体の表面に付着したほこりや砂塵を
定期的に取り除かなければならない。
防塵視線誘導標は防塵装置を有した視線誘導標であり、この防塵装置により、反射性能の低下傾向をきわめて少なくし、
長時間十分な視線誘導ができ、ひいては清掃頻度を少なくすることが可能である。
この視線誘導標は特に交通量の多い場所、砂塵の多い場所、トンネル内等に設置すると有効である。 PDF


(付録ー5)視線誘導効果を有するその他の施設

エアロスター

[大型デリネーターの使用例]
  反射有効径 100<D<300
   D:反射体の直径
大型デリネーターは障害物や急カーブ等の危険な場所を明示して、事故の防止や構造物の保護を図るために設置されている。



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